- デイサービスの看護師マニュアル
- デイサービスの看護師で大変なこと
- デイサービスの看護師が楽しいと感じる面
- デイサービスの看護師をおすすめする人しない人
をまとめました。
デイサービスの看護師マニュアル
仕事内容
- 入浴可否の決定
デイサービスは、入浴サービスが多いですね。入浴は、利用者の状態が変化しやすいです。
朝、利用者を出迎えたら、まず検温。そして、入浴できる状態か、判断します。
施設によっては、血圧が160以上で入浴禁止、などの明確な判断基準があるところも。
利用者の普段の血圧や、身体の調子を把握し、
- 入浴ができるか
- シャワーのみとするか
判断するのは、看護師の仕事です。
- 入浴後の処置
入浴後は、皮膚が清潔な状態。
- 軟膏を塗る
- 湿布を貼る
- 床ずれの処置
を行うのに、最適なタイミングです。
皮膚の状態を確認し、処置を行うのは、看護師の役割。
- 新しい床ずれがないか
- 持参の軟膏は効果があるか
確認しながら、処置をします。
- 薬の管理
昼食前後に、薬を飲む利用者は大勢います。
デイサービス利用中の薬の管理は、看護師の仕事。自分で管理できる人でも、飲んだかどうか、見て回ります。
- 急変時の対応
- 利用者の容態の変化
- 家族またはケアマネージャーと連絡を取る
- 帰宅か、病院受診の有無を判断
- かかりつけ医、近隣の病院と連携し、緊急搬送
急変時の一連の対応を判断し、迅速に行います。
1日の流れ
- 利用者の様子を把握
9:00 出迎え・バイタルサイン測定
- 利用者を迎えたら、1人1人の健康状態を確認
- 体温、血圧、脈拍、呼吸数を測定
会話や観察の中で、いつもと違う様子がないか、チェックします。
- 入浴後の処置、入浴介助
10:00 お風呂・シャワー
入浴は、利用者にとっての楽しみです。
- 車椅子の人の移動介助
- 転倒防止
- 皮膚状態の観察や処置
など行い、快適に過ごせるよう援助します。
- レクリエーション時の健康状態を確認
11:00 レクリエーション
- 体操
- 歌
- ゲーム
などのレクリエーションがあります。
立ち上がって動くこともあるので、見守り・体調変化などの確認を怠らずに。
- 昼食前後の対応
12:00 昼食
- 血糖測定
- インスリン注射
- 食前食後の飲み薬の管理
をします。
飲み忘れや、渡し間違いなどのミスがないように。
食事介助が必要な人は、手伝います。
- スタッフの昼食休憩
13:00 休憩
スタッフが、交代で昼食を取ります。
- 利用者の様子を記録に残す
14:00 看護記録・日誌の記入
- バイタルサイン
- 食事量
- 処置内容、
- デイサービスでの様子
など、1人1人について、記録します。
- 活動中の容態変化に注意
14:30 レクリエーション・リハビリ対応
歩行訓練などの、リハビリが行われることも。
引き続き、体調の変化がないか、観察します。
- 最後まで事故防止に努める
16:00 見送り・片付け
- 健康状態の見極め
- 転倒などの事故防止
に努め、最後の1人が帰るまで、帰宅準備の手伝いと、見送りをします。
利用者が帰宅した後の片付けや、翌日の準備など行います。
デイサービスの看護師で大変なこと
容態変化した時の対応
デイサービスを利用する人は、元気な高齢者が多いですね。でも、いつ容態が変わってもおかしくないのが、高齢者。
入浴やレクリエーション中に、体調を崩すことも。デイサービス利用中に、ベッドに横になることも、少なくありません。
更に、血圧の低下、意識消失など、急変の可能性もあります。
予期せぬ容態変化の対応に追われる時は、大変ですね。
ちょっとした変化を見極める
急変時の対応だけでなく、
- しんどそうにしてないか
- 嘔吐や下痢による脱水症状はないか
- めまいによる転倒事故がないか
- いつも通りの元気さでも、血圧の低下が見られないか
など、常に気を配る必要があります。
デイサービスには、利用者が20人前後いても、看護師は1人のみ、ってところも多いです。
もちろん、介護士も利用者の状態を、敏感に察知してくれます。でも、看護師は、医療のプロとしての見極めが、必要です。
デイサービスの看護師が楽しいと感じる面
利用者との交流が深めやすい
病棟やクリニックなどの、医療現場は、1人1人に丁寧なケア提供をするのは、困難です。
でも、デイサービスは、忙しさがあっても、1人1人と長期的に関われます。利用者の生活の一部として、密に関われるんですね。
高齢者看護にやりがいを感じる人には、楽しい職場かもしれません。
利用者の生活動作が、向上したと感じる瞬間
リハビリにも有効な、デイサービス。 日常生活を介助するだけでなく、身体の動かし方を、長期的に指導することも。
- 手術後で、うまく食事ができない人が、1人で食べられるようになった
- 車椅子や歩行器がないと移動できない人が、杖で歩けるようになった
など、身体機能が回復する様子を見るのは、とても楽しく、やりがいがあります。
デイサービスの看護師をおすすめする人しない人
おすすめする人
生活リズムを整えたい人
デイサービスの勤務は、
- 半日勤務
- 日勤
夜勤や遅番などの、不規則勤務はありません。
看護師の中で、規則正しい生活が可能な職場。家事育児との両立や、プライベートを重視する人に、向いてます。
病院の業務が苦手な人
デイサービスは、医療の提供をする現場じゃなく、利用者の健康管理を行います。
- 観察
- 記録
- コミュニケーション
がメイン業務なので、入院・治療を行う病院と比較すると、穏やかな現場。
とにかく忙しく、夜勤や残業が多い病棟などの勤務はダメって人に、おすすめです。
ブランクのある人
採血や呼吸器管理などの、医療行為が少ない職場。
ブランクがあって、看護技術に自信がなく、ゆっくり勉強し直したい人の復帰場所として、選ばれることも。
おすすめしない人
医療行為が少なくやりがいを感じない人
医療的処置が、ほぼないデイサービス。看護師としての、技術のスキルアップは、目指しにくいんですね。
介護士や、理学療法士の手伝いに回ることも。医療行為がないことに、やりがいがないと思ったら、不向きかもしれません。
介護士との連携ができない人
デイサービスでは、自分以外に看護師がいないってことも。
利用者が30人以上と、多い施設は、看護師が2~3人配置されますが、他のスタッフは、ほぼ介護士。
また、スタッフの年齢も、ばらつきがあります。
他職種や、年齢差のある人との連携が苦手、って人には、おすすめしません。
緊急対応が不安な人
デイサービスは、病院と違って、医師がいません。利用者の、体調の悪化があった場合、医療のプロは看護師のみ。
普段は元気でも、高齢者は体調が変化しやすいですね。
- 持病を把握しておく
- 容態が変化したときの対応方法を、勉強しておく
ことは当然ですが、やっぱり不安って人には、難しいです。
まとめ
- デイサービスの看護師のマニュアルで大切なのは、利用者の健康管理
- 入浴の決定や、入浴後の処置、薬の管理など行う
- 利用者の体調に変化がないか、常に気を配る
- 他に医療者がいないため、プレッシャーになることも
- ブランク明けでも勤務しやすいが、緊急対応がないとは限らない
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