急性期看護師に合う性格は？合わないと感じる原因と疲れた時の対処法

 

• 急性期看護師に合う性格
• 急性期看護師が合わないと感じる原因
• 急性期看護師が疲れた時の対処法
• 急性期看護師が仕事を乗り切るためのコツ
• 急性期看護師を辞めたいと思う人へのアドバイス

をまとめました。

 

急性期看護師に合う性格は？

• 変化を好む

急性期病棟は短期間の入退院が繰り返されるため、一か月間で患者はガラッと変わります。 「患者と長くじっくり関わりたい」と考えている人は向いていないかもしれません。

手術をする患者は日々状態が変化するため、その変化に気づくことが大切です。ドレーンの量や傷の状態、バイタルサインも日々変化しているため、前日と比較したアセスメントをする必要があります。

毎日変化する患者を見るのが、楽しいと思える人には向いているでしょう。    

 

• 向上心がある

慢性期病棟はルーチン業務が多い一方で、急性期病棟は毎日看護業務の内容が変わります。 最新の治療や医療機器などが導入されているため、最先端の医療を学びたいという、向上心のある人には向いています。

また急性期の病院では、教育体制がしっかりしている場所が多いため、新卒の看護師にとって良い学ぶ環境となるでしょう。  

 

• 体力的にも精神的にもタフ

急性期病棟のイメージとして挙げられるのは、”忙しい、大変、残業が多い”などですよね。 実際に急性期病棟では、患者の急変も多く起こり、臨時入院も受け入れるため、イメージ通り忙しいです。体力に自信がある人は向いているでしょう。

また、手術後の患者も多いため、急変が起こり、そのまま亡くなってしまう場合もあります。患者が亡くなってしまうのは悲しいですが、気持ちの切り替えが上手にできる人の方が、急性期病棟では上手くやっていけるでしょう。  

 

急性期看護師が合わないと感じる原因

• 忙しくてついていけない

「急性期病棟が忙しすぎてついていけない」と感じている人は多いのではないでしょうか。 毎日残業して帰り、帰宅してからも勉強して、自分の時間なんてありませんよね。新人の頃は尚更、時間の使い方がつかめず、ストレスだけが溜まってしまうと思います。

また、もともと体力に自信のない人や大人しめな性格の人は、忙しい病棟の雰囲気を見るだけで、自分に合っていないんじゃないかと不安になりますよね。    

 

• 急変にスムーズに対応できない

患者が急変した時、新人の頃は誰でも戸惑いますよね。ですが、急性期病棟で働く以上、常に急変を視野に入れて観察しなければなりません。

何年働いても、急変には上手く対応できないと思っている人は、急性期に合わないんじゃないかと悩んでいる人も多いでしょう。  

 

急性期看護師が疲れた時の対処法

オンオフをはっきりさせる

仕事や勉強に追われると、常に仕事のことを考えてしまうため、自分の時間が減ってしまいますよね。休みの日もダラダラと勉強していれば、休んだ気がしないでしょう。

勉強する時は勉強し、休む時は仕事のことは一切考えずに、しっかり休むことが大切です。  

 

スポーツで身体を動かす

スポーツは気分もリフレッシュできるため、ストレス発散にも効果的です。また、適度に運動すれば心地よい疲労感も感じられ、良好な睡眠も得られます。

次の日に仕事に支障をきたすような、激しい運動は逆効果ですが、適度な運動であれば気分転換できます。  

 

転職を考える

急性期は最初は慣れない人が多いと思いますが、慣れてしまえば自分の行動に自信も持つことができ、やりがいを感じられる場所です。

ですが、何年も合わないと思いながら働くのもつらいですよね。自分に合う仕事場は必ず見つかるはずです。思い切って転職を考えてみるのも一つの手段です。  

 

急性期看護師が仕事を乗り切るためのコツ

周りと比較しない

急性期病棟は習得する看護技術や看護業務が様々あるため、自分ができていないと、同期と比較して落ち込んだり、自信を無くしたりしてしまいますよね。

教育体制がしっかりしているところであれば、看護師一人一人に合わせたペースで教えてくれるので、焦らないようにしましょう。    

 

自分にご褒美をあげる

急性期病棟はとても忙しく大変な場所です。そんな場所で働くことができている時点ですごいことです。 今日一日仕事を乗り切ったこと、「よく頑張っているな」と自分を褒めてあげましょう。

たまには自分へのご褒美として、欲しかった物や好きな食べ物などを買うのもいいでしょう。そうすれば、また頑張ろうと前向きな気持ちになれるはずです。    

 

急性期看護師を辞めたいと思う人へアドバイス

自分がどんな看護師になりたいか考える

急性期病棟は忙しいですが、たくさんのことを学べる場所です。一度急性期病棟で働いて、知識や技術を身につけておけば、どこで働いても対応できるようになります。

自分が将来どんな分野に進みたいか、どんな看護師になりたいかをよく考えてみましょう。急性期病棟で学んだことは、今後の看護師人生で無駄になったりしません。    

 

自分を大切にする

人には適正があります。辛くてどうしようもなくなった時、逃げ出したくなると思います。

医療の現場はただでさえ過酷な現場です。体や心を壊してしまうほど、頑張らなくてもいいのです。    

 

まとめ

• 急性期看護師に合う性格は向上心があり、変化を好む人。
• 急性期看護師が合わないと感じる理由は、忙しさや急変の対応が難しいと感じることが多いため。
• 急性期看護師が疲れた時、スポーツなどで気分転換を図ることが大切。
• 急性期看護師が仕事を乗り切るために、自分にご褒美をあげつつ自分のペースを尊重することが大切。
• 急性期看護師を辞めたい時、将来どんな看護師になりたいかを考える。