看護師のパート面接のコツは？服装から質問例を一挙公開！

• 看護師のパート面接のコツ
• 看護師のパート面接の服装ポイント
• 質問例と印象の良い回答
• 逆質問の例
• 看護師のパート面接に落ちる人の特徴

をまとめました。

 

看護師のパート面接のコツは？

パートでも面接マナーはキチンと

「パートの面接だから…」と気を抜いてしまいがちですが、最低限のマナーは守りましょう。

• 約束の時間は守る
• 服装に気を配る
• 挨拶をする
• 「おかけください」と言われてから座る
• 履歴書は丁寧に書く、写真も忘れず貼る

どれも社会人として基本ですね。

面接は、短い時間でどんな人柄かを判断されるので、マナーを守って印象良くしていきましょう。

 

面接は『職場との相性をみるお見合い』のつもりで挑む

パートの面接は、募集する側と応募する側の、お見合いのようなものです。

双方が希望する条件が一致するか？を確認する機会でもあるんですね。

なので、「面接を受けて、私が希望する条件と違いすぎたら辞退しよう」くらいの気持ちで受けることをおすすめします。

質問に答える時も、職場との相性確認のつもりで、ありのままの自分について伝えるようにしましょう。

採用する側にとっても、大層なきれいごとを並べる看護師より、ありのままをさらけ出してくれる看護師の方が印象が良いでしょう。

もし、会話の中でできないことを「できる」と言ってしまって、面接中の別の会話でボロが出て嘘がばれる…となったら、評価が最悪になってしまいますよ。

 

「長く働ける」をアピール

「パートは常勤と比べて責任が軽いから、すぐ辞められる」と、つい考えてしまいますよね。

しかし、採用する側はパートさんを雇うのにも、毎回それなりの費用と手間をかけています。

すぐ辞めそうな人は、なかなか採用したくないですよね。

面接を通じて、「私は長く働くことができる人です」とアピールしていきましょう。

 

希望する勤務条件は必ず伝えておく

「働ける時間は○時まで」「土曜日の勤務はムリ」などの希望があれば、面接の時にハッキリさせておきましょう。

履歴書に欄があれば、あらかじめ書いておくことをおすすめします。

ハッキリさせておかないと、採用後に無理な勤務を強いられることになって、職場も入職者も「話が違う！」となってしまいますよね。

 

看護師のパート面接の服装ポイント

服装について

スーツがベスト

パートの面接は、服装はスーツにするか私服にするかで、とても悩みますよね。

看護師として働くなら、面接の服装はスーツが無難です。悩んだらスーツで行きましょう。

手持ちのスーツがなければ、 イオン ユニクロ しまむら などにも安価で売ってありますよ。

私はクリニックの面接を受ける時に、イオンのパンツスーツを買いました。イオンの店員さんが裾上げもしてくれたし、しっかりしていてお値段以上のスーツでしたよ。

インナーは、シャツ、ブラウス、カットソーのどれを選んでも問題はないでしょう。

しかし、ある程度年齢が上なのにリクルートっぽい服装(黒スーツに白シャツ)だと、初々しく見えてしまって違和感はありますね。

 

最低限ジャケットは取り入れよう

スーツがどうしても手に入らないときは、最低限ジャケットを取り入れたオフィスカジュアルで面接に行きましょう。

OLさんをイメージして、シンプルな色のトップスとボトムスに、襟付きのジャケットを合わせてみてください。

ジーンズなどの、きれいめと離れすぎている服装は、印象が悪いですよ。

 

カバンについて

A4が入るシンプルなもの

パート面接のときのカバンは、A4の書類を折らずに入れることができるバッグにしましょう。

シンプルな色とデザインの、きれいめなバッグがいいですよ。

リクルート用のカバンじゃなくても問題ないでしょう。

 

靴について

ローヒールのシンプルなパンプス

面接時の靴は、ヒールが高すぎないシンプルなパンプスを選びましょう。

スーツと合わせても違和感ない靴、と考えればイメージしやすいですね。

色は、悩んだら黒が無難でしょう。

 

看護師のパート面接の質問例と印象の良い回答

「前の職場の退職理由は？」

• 前向きな理由で退職したとアピールしよう

もし、人間関係が嫌だったのがメインの退職理由だったとしても、マイナスな表現は使わない方がいいですよ。

「人間関係が嫌だったので退職しました」と言われたら、面接官は「うちでも人間関係でトラブったらすぐ辞めるかも」と思いますよね。

退職理由はなるべくポジティブな表現で、またはやむを得ない退職だったことをアピールしましょう。

結婚や出産で退職したのなら、そのまま伝えるといいですよ。

 

「どうしてここを選んだの？(志望動機)」

• パートは素直に伝えてOK

新卒の面接対策をした時、「幼少期から○○に憧れがあり…」など一生懸命考えた人も多いですよね。

パートの面接では、大層な理由は言わなくて大丈夫なんです。応募に至った素直な理由を伝えましょう。

採用側も、回答例のようなことを言われたら「長く働いてくれそうだな」と思ってくれそうですよね。

実際の場合、志望動機は履歴書を読めば分かるので、改めて聞かれないことも多いですよ。

 

「旦那さん(奥さん)の転勤はありますか？」

• 嘘はつかずに、すぐには引っ越さないと伝える

パートナーが転勤族の場合、どうしても「すぐ転勤になって辞めてしまうのでは？」と敬遠されてしまいますよね。

転勤の可能性があるのに「ないです！」と嘘を言ってしまうと、後々いざ転勤になってしまったときに自分が苦労します。

すぐ辞めることはないとアピールしましょう。

 

「週に最大何日まで勤務可能ですか？」

• 無理はせず、希望をはっきり伝える

会話の流れで、病院の期待に応えなければ！と、本当の希望より多めに言ってしまうのは避けましょう。

ここで無理をしてしまうと、入職後に辛くなってしまい、長く続けられません。

もし、求職情報より明らかに多い勤務を面接でお願いしてくる施設だったら、ブラックかもしれないのでこちらが警戒しましょう。

 

「いつから働けますか？」

• 無理のないスケジューリングで

いつから働けるかと聞かれた時は、前の職場の退職手続きや家庭の事情を考え、少し余裕を持った日付を伝えるのがベストです。

間違っても、前の職場に退職願いも出していないのに「すぐにでも働けます！」と言わないようにしましょう。

常識と責任感がない人だな…と判断されてしまいます。

 

「お子さんが熱を出した時の預け先は？」

• 実家が遠くても、預け先はあることをアピール

実家が遠くて、サポートしてくれる家族が近くにいない！という人も多いですよね。

家族のサポートは見込めなくても、いざという時の預け先があることを、具体的に挙げて伝えると、相手も納得しやすいでしょう。

 

「○○科の経験は？」

• 自分の経験とつながる点を探そう

入職後に即戦力になれるか？を判断されます。

未経験の場合は、今までのキャリアの中で結びつく点を考えて、経験として話しましょう。

 

「ブランクについて不安なことは？」

• 不安なことは遠慮なく伝えて、働きやすさに繋げる

ブランクがある人は、聞かれ方は色々ですが、質問で触れられることが多いでしょう。

もし不安なことを聞かれたら、遠慮なく話しておきましょう。

良心的な職場なら、不安が解消されるように根回しをしてくれます。

 

「ルートキープはできるよね？」

• 看護技術のできること・できないことを共有

職場で求められる技術について、どの程度慣れているかが聞かれます。

ひとつ上の解説と似ていますが、何ができて何ができないかは、ここで職場と共有しておきましょう。

もしできないことがあっても隠さず伝えれば、採用側は「これはできるけど○○はできないから、誰々さんに教えてもらえばいいな」と、入職後の研修計画も立てやすいですよね。

全く未経験の技術について聞かれたら、はっきり経験がないと伝えましょう。

 

「きつい看護師さんがいるけど大丈夫？」

• 小規模の施設では人間関係について聞かれることも

クリニックなどスタッフが少ないところでは、人間関係が大事になるので、質問されるかもしれません。

毅然とした態度を取ることができると話しましょう。

 

看護師のパート面接の逆質問の例

「常勤と非常勤のスタッフ数を教えてください」

• 調べれば分かることは避け、仕事に関することを

求職情報を見たときに、ふと疑問に思ったことはありませんでしたか？

もしあったら、逆質問のネタとしてメモしておきましょう。

ホームページを見れば分かるようなことは避けましょうね。

 

「看護師が扱う機器はどのようなものがありますか？」

• 入職前に勉強すべきことを探る

私が実際に、クリニックのパート面接で言った逆質問です。

働き始める前に準備をしないと不安だったので、勉強のネタを聞くつもりで質問しました。

「勉強すべきことはありますか？」は、自分では何も考えていないような印象を与えてしまいますが、間接的な聞き方だと印象がいいですよ。

 

「車通勤可とありましたが、駐車場が利用できるんでしょうか？ 」

• 待遇について突っ込んだ質問

待遇について疑問があれば、ソフトな聞き方を意識して聞いてみましょう。

「ボーナスはいくらぐらいですか？」のようなストレートな聞き方は、印象が悪いですよ。

子どもがいる人は「急なお休みを頂くことがあると思いますが大丈夫でしょうか？」と強調しておくと、入職後の働きやすさにつながるでしょう。

 

看護師のパート面接に落ちる人の特徴は？

簡単に辞める雰囲気が出ている人

やむを得ない理由がないのに転職歴が多すぎたり、前のパート先を「院長とケンカして辞めた」などと言う人は、今後も転職を繰り返す印象を与えてしまいますよね。

また、パートだからと熱意が全く感じられず、仕事に対する責任感が感じられない人も、簡単に辞めそうなので雇いたくないでしょう。

看護師は働き口がたくさんありますが、「合わなかったらすぐ辞めればいいや」という態度が前面に出ていると、面接に落ちやすいですよ。

 

常識がなさすぎる人

履歴書の文字がぐちゃぐちゃだったり、面接に平気で遅刻してくる(しかも連絡も謝罪もない)ような常識がない人は、入職後も周りに迷惑をかけると思われます。

最低限のマナーと常識は守りましょう。

 

パートは二の次すぎる人

パートはフルタイムと違って、仕事以外に多くの時間が割けますよね。

だからといって、自分の都合による休み希望が極端に多い人は、条件が合わないため不採用になるでしょう。

 

まとめ

• 看護師のパート面接は、マナーを守りつつ勤務条件を確認しあう場として挑む
• 服装はスーツが無難、スーツが無理ならオフィスカジュアルで
• 質問への返答を通して、長く続けるつもりがあるとアピールしよう
• 逆質問は、調べれば分かることは避け、待遇についてもソフトに聞いていい
• すぐ辞めそうな人、パートだからと責任感がない人は面接に落ちやすい